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名前のない農業

2014.05.20 21:50|えりパカの独り言
今日のファームは大雨。
ビニールハウスの中で、雨の音を聞きながら作業していると、海の底にいるような気持ちになります。
そんな深海魚な気分で、植え付け用の土を作っていました。

Eco Farm Windyでは、将来的に有機JAS認定を取得すべく、立ち上げから全てにおいて、農薬・化学肥料不使用で自然の力を借りた農法を行っています。
もちろん、最初に植え付ける苗や種も、有機栽培のものを使っています。(今はこんな僻地からでもインターネットできちんとした商品が手に入る・・・便利な時代です!)

seed1


またほとんどの農作業は、シュタイナー理論を基にしたバイオダイナミック農法の「種まきカレンダー」(月の満ち欠けや、自然界のエレメントを基に、何の作業に適している日か記したもの)を基にスケジュールを組んでいます。

そう、一口に「有機農業」と言っても、そのやり方・アプローチは様々です。
自然農法か、炭素循環農法か、バイオダイナミックか・・・さらに言うと、「有機農業」でも使える農薬があったり、「農薬」にカテゴライズされていなくても、一般の農薬よりも人体に影響を与える恐れの大きいものがあったりで、もう何が何だか分からない。
一概に「オーガニックだから体にいい」「農薬を使用しているから危険」と断じることは出来ないのです。

それならば、なぜWindyが有機農法にこだわるのかと言いますと、これは単に私自身の体に聞いた結果です。


フランスのオーガニックファームで農業ボランティアとして働いていた時、小腹がすくと畑に生ってる野菜の葉や花をちょっとつまんで、そのまま口に入れたりしていました。
これは、そこのファームのオーナーが私に教えてくれた、最も手軽で美味しい“おやつ”でした。
その時の野菜の味、匂い、そしてそのシチュエーションこそが私に「世界と繋がっている」という事実を唐突に、強烈に理解させてくれたのです。

植物(野菜)が健やかに育つ為に、虫や自然物と共に私たち人間がほんの少し手助けをして、そして育ったものをほんの少し分けてもらう。その繰り返しによって、お互いの命を繋げていく・・・この世界の大きなサイクルに組み込まれている。
今まで頭で理解していたものを、唐突に自分の全体で理解できた気がしました。
そして、そのバランスはいつも一定ではありえないということも。

だから、Windyの農法は「これです!」と定義できるものではありません。
空の具合や、土、草、虫、動物たちの状態で毎日少しずつ変わります。
自然農法のように不耕起・不除草でやる時もあれば、バイオダイナミック農法のように、水晶を砕いたものを土に埋める時もあるかもしれません・・・ただひとつ変わらないのは、その場で口に入れることの出来るものを作りたいということ。

ある意味おいしいとこ取り、でも試行錯誤の農法です。
見て、聞いて、嗅いで、触って、味わって・・・五感を(時々第六感も)フルに活用しないと分かりません。
ただそれが、きっと私自身に合ったやり方なのだと思います。


オーガニックでも、そうでなくても、大切なのは自分の五感を使い、自分で考えて選ぶことです。
カテゴライズよりも、どこでどういう風に作られたものなのかを知ること、そして自分に合ってると思えるか。
「○○だから~」という鵜呑みや決め付けが、実は一番怖いのだと感じます。

azisai

食べることが大好きな私にとって、食べることは、生きること!
どうせなら、心の底からリラックスして、笑いながらおいしく味わう人生でありたいと思います!!

eripaca
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プロフィール

えりパカ&カロン

Author:えりパカ&カロン
Eco Farm Windy代表にして唯一の従業員えりパカと、マスコットキャラであり、ヤギファミリーのビッグダディ・カロン。
人工哺育で育ったカロンは、大人になった今でもえりパカの姿を見つけると尻尾を振って寄ってくる・・・犬のようなヤギさんです。

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