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Reflection of love

2014.09.10 23:06|えりパカの独り言
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久々にファームの仕事が出来る今日。

午前中は発送作業と、畑の草取りを。
午後は宣言通り、ヤギさん達のおやつ(木の葉)を採りに山へ。

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今回のおやつは、桑とミズキ。
軽トラックの荷台いっぱいに、枝葉を切っては積んでいきます。

この時期はまだまだ山にゴイゲ(蛾の幼虫でものすごく大きな毛虫みたいなやつ。毒があるので刺されると腫れあがって痛い)が出るので、中には入らず、道路にはみ出している枝を切っていきます。
車が通りやすくなるし、一石二鳥。

ま、山の中に入っていくのって、島民の中でもうちの一族くらいなんですが(苦笑)


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わざわざ手間暇かけて山から木を切らずとも、広い放牧場なのでもちろんご飯には困りません。
それでも定期的に採ってくるのは、ヤギ達の大好きな木の葉をあげることで人間に馴らす為と、やっぱり美味しいもの・好きなものを食べさせてあげたいから

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人間に馴れてくれると、近寄っても逃げないし、触らせてくれるようになる。結果、どこか異常があったらすぐ分かるなど、健康管理がしやすくなります。

これが馴致(動物を馴らすこと)が大事とされる一番大きな理由じゃないかと。

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畑の野菜たちもそうだけど、毎日ちゃんと近くで見ることで防げる病気は結構あります。
以前の与一くんのように、元気がないと思ったらすぐに手当することも可能だし。


そして、もうひとつの理由「美味しいもの・好きなものを食べさせてあげたいから」
これはもう、そのままです。家族だから、できるだけ快適に、幸せに暮らして欲しい。

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我が国では時に、大規模農場などにおいては家畜動物の動物福祉はおざなりにされがちな現実があります。
すべてがそうだとは言わないし、思いたくないけれど、利益や効率を追求するあまり、家畜動物そのものへの配慮はほとんど払われない現場を目の当たりにし、どうしても納得できずにその仕事を続けられなかった経験を持つ私としては、動物福祉とは動物と共に生活する農家において、最優先事項だと思っています。

甘いと笑われようと、綺麗事だと罵られようと、そんな理想すら抱けない国ならば、潰れても仕方ない。


・・・ちょっと熱がこもり過ぎました(-_-;)

大学の後、動物飼育を学ぶための専門学校に入学した時、講師の先生から何度も何度も『お前は甘い』と言われ、卒業して7年経った今でも、変わらない気持ちを抱き続けています。これはもう、死ぬまで治らないんじゃないかと。


ただ、そんな私の理想をきちんと実現している人々と、私はフランスで出会うことが出来ました。

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そこでは、60頭以上いる牛達にすべて名前をつけ、1頭1頭の個性や性格をきちんと把握して、何よりも動物を優先したやり方で農場を営んでいました。

そしてそれは、そこでは特別なことではなく、当然のことなのです。

ただただ嬉しくて、泣いたことを今でも覚えています。

間違っていなかった。
信じるようにやればいいんだ。

そんな風に、強く背中を押された気がしました。


滞在中、不思議なくらい動物に好かれ、皆が面白がって私の事を“妖精”などと呼んでいた時、友人になった女性がこんなことを話してくれました。

動物たちの心は鏡のようだから、あなたが想う気持ちをそのまま返してくれているんだよ。だから、あなたがみんなに好かれるのは、当然なんだよ。と。

私が好きだと思う気持ちと同じ力で、好いてくれているんだとしたら、それは本当に幸せなことで。
私はやっぱり少し泣いてしまったのでした。

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Eripaca
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It's a Small World

2014.07.29 21:15|えりパカの独り言
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台風発生の影響か、今日のWindyはその名にふさわしく、終日強い風が吹き抜けていました。
夕焼けは、嵐の前によく見られるピンク色。山際が燃えるようです。

フェイスブックの方で少し報告しましたが、最近Windyのミツバチ3群が全滅するという、悲しい事態が起こってしまいました。原因はいまだ不明のままです。

そしてさらに追い打ちをかけるように、マナ農園で育てているバターナッツカボチャにうどんこ病を発見・・・!orz
(※うどんこ病とは・・・高温乾燥している時に発生しやすく、葉や茎がうっすらと白いウドンコカビ菌で覆われ、光合成を阻害し、生育不良にさせてしまう病気。バラや苺、キュウリ、カボチャ、ブドウなどで多く見られるが、ほとんどすべての植物で発生する可能性がある)

カボチャとうどんこ病は切り離せないくらいポピュラーな病気だけに、心配はしていましたが、やはり・・・藁マルチのタイミングが遅かったのも影響しているのかも。

しかし、がっくりきている場合ではないので、何とか農薬を使わずに対処する方法を考える。

調べたところ、どうも砂糖水+米ぬかが効くらしい!

これはバラのうどんこ病対策などで知る人ぞ知る有機豆知識らしく、何でも葉の上の酵母菌等を活性化させて、病原菌を抑え込む原理みたいです。

米ぬかはボカシ肥にも使えるくらい優秀な有機資材だし、農薬と違って繰り返し使っても安心!
てことで、早速米ぬか15キロを注文し、今日はとりあえず薄めた砂糖水を散布することにしました。

米ぬかが届いたら、その治療(?)の様子も含めてまたご報告します!


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ミツバチのことも含め、なかなかうまくいかないことが続いていますが、有機農業の難しさと面白さを改めて感じています。

私自身、農家に生まれ育ったにも関わらず、特にきちんと農業を学んだわけでもなく、実務経験と興味ゆえの独学のみでこのファームを始めたので、ひとつひとつのことをやりながら学び、覚えるというスタンスです。というか、それより他ありません・・・(^Å^;)
ひとつの壁にぶつかる度に、調べ・考えては試し、検証する・・を繰り返していくのです。

誰かが上手に配合してくれた農薬や、化学肥料を使えば、きっとその手間や時間は半分以下で済むでしょう。
でも私のやりたいことはそういうところにはないので、土や植物や微生物のことを知り、虫や病気と戦ったり仲良くしたりしながら、時間をかけて豊かな生態系を築いていくしかないのだと思っています。


そう・・・こんな自然の多い場所で、こんなゆるーい暮らしをしているせいで、虫も好きなんだろうと思われることがたまにあるのですが、私、虫はほとんどが大の苦手です。(>Д<)

正直言うと、可愛いと思えるミツバチでも、顏の近くで飛ばれるとビクッとなります。
毛虫やクモなんて、写真見るのも無理です(;´д`)

なので、勉強や調べ物で害虫の写真とかが出てくると、大体まず一回は逃げ出します。(パソコンとかだと、椅子からひっくり返る勢いで後ずさります)

それでも不思議なもので、植物の目線になって住みやすい環境を考えたりしていると、自然とそれらが「大丈夫」になる瞬間があるのです。
時に“雑草”と呼ばれる草でさえも、青々と茂ってキラキラしているのを見ると、何だか嬉しくなってしまう・・・私が好きなのは、自然の生態系そのものなのかもしれません。
土を耕す微生物がいて、虫がいて、大きな草や小さな花や、光る露を湛えた葉っぱがあって・・・。小さくても完璧な世界を垣間見るのが、とても好きなのです。

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昔から、植物をうまく育てる人は「みどりのゆび」を持っていると言われていました。
これは、いつも植物をよく観察し、害虫(毛虫や羽虫など)がいたら指で潰していた為、指先が緑色に染まっていたことからきているそうです。

私が「みどりのゆび」を持てるようになるのは、まだまだ遠い未来のことだと思えますが(直接は・・・さすがにまだ無理)、葉っぱの下の小さな世界を思いながら、明日も土にまみれてこようと思います。


Erika

名前のない農業

2014.05.20 21:50|えりパカの独り言
今日のファームは大雨。
ビニールハウスの中で、雨の音を聞きながら作業していると、海の底にいるような気持ちになります。
そんな深海魚な気分で、植え付け用の土を作っていました。

Eco Farm Windyでは、将来的に有機JAS認定を取得すべく、立ち上げから全てにおいて、農薬・化学肥料不使用で自然の力を借りた農法を行っています。
もちろん、最初に植え付ける苗や種も、有機栽培のものを使っています。(今はこんな僻地からでもインターネットできちんとした商品が手に入る・・・便利な時代です!)

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またほとんどの農作業は、シュタイナー理論を基にしたバイオダイナミック農法の「種まきカレンダー」(月の満ち欠けや、自然界のエレメントを基に、何の作業に適している日か記したもの)を基にスケジュールを組んでいます。

そう、一口に「有機農業」と言っても、そのやり方・アプローチは様々です。
自然農法か、炭素循環農法か、バイオダイナミックか・・・さらに言うと、「有機農業」でも使える農薬があったり、「農薬」にカテゴライズされていなくても、一般の農薬よりも人体に影響を与える恐れの大きいものがあったりで、もう何が何だか分からない。
一概に「オーガニックだから体にいい」「農薬を使用しているから危険」と断じることは出来ないのです。

それならば、なぜWindyが有機農法にこだわるのかと言いますと、これは単に私自身の体に聞いた結果です。


フランスのオーガニックファームで農業ボランティアとして働いていた時、小腹がすくと畑に生ってる野菜の葉や花をちょっとつまんで、そのまま口に入れたりしていました。
これは、そこのファームのオーナーが私に教えてくれた、最も手軽で美味しい“おやつ”でした。
その時の野菜の味、匂い、そしてそのシチュエーションこそが私に「世界と繋がっている」という事実を唐突に、強烈に理解させてくれたのです。

植物(野菜)が健やかに育つ為に、虫や自然物と共に私たち人間がほんの少し手助けをして、そして育ったものをほんの少し分けてもらう。その繰り返しによって、お互いの命を繋げていく・・・この世界の大きなサイクルに組み込まれている。
今まで頭で理解していたものを、唐突に自分の全体で理解できた気がしました。
そして、そのバランスはいつも一定ではありえないということも。

だから、Windyの農法は「これです!」と定義できるものではありません。
空の具合や、土、草、虫、動物たちの状態で毎日少しずつ変わります。
自然農法のように不耕起・不除草でやる時もあれば、バイオダイナミック農法のように、水晶を砕いたものを土に埋める時もあるかもしれません・・・ただひとつ変わらないのは、その場で口に入れることの出来るものを作りたいということ。

ある意味おいしいとこ取り、でも試行錯誤の農法です。
見て、聞いて、嗅いで、触って、味わって・・・五感を(時々第六感も)フルに活用しないと分かりません。
ただそれが、きっと私自身に合ったやり方なのだと思います。


オーガニックでも、そうでなくても、大切なのは自分の五感を使い、自分で考えて選ぶことです。
カテゴライズよりも、どこでどういう風に作られたものなのかを知ること、そして自分に合ってると思えるか。
「○○だから~」という鵜呑みや決め付けが、実は一番怖いのだと感じます。

azisai

食べることが大好きな私にとって、食べることは、生きること!
どうせなら、心の底からリラックスして、笑いながらおいしく味わう人生でありたいと思います!!

eripaca
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プロフィール

えりパカ&カロン

Author:えりパカ&カロン
Eco Farm Windy代表にして唯一の従業員えりパカと、マスコットキャラであり、ヤギファミリーのビッグダディ・カロン。
人工哺育で育ったカロンは、大人になった今でもえりパカの姿を見つけると尻尾を振って寄ってくる・・・犬のようなヤギさんです。

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